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皮膚外科

1.当院の皮膚外科

安心の日帰り手術・低侵襲手術・粉瘤・ホクロ・皮膚腫瘍

当院では、患者様の身体に負担がかからず、傷痕が小さな低侵襲手術を日帰りで行っております。
メスによる切除術はすべて保険適応のみ取り扱っています。
炭酸ガスレーザーによる治療は自費治療となります。

2.粉瘤(アテローマ)の手術

当院では、患者様の負担が少なく、傷痕が小さな低侵襲種手術を行っております。

その代表的な手術が、粉瘤の「くり抜き法」(へそ抜き法)です。

粉瘤は、何らかの理由より皮膚に内向きの袋が形成される病気です。
初めは小さな袋ですが、内部に脱落した角質、皮脂が貯留されて、徐々に大きくなっていきます。貯留したものが何らかのきっかけで排出された時は、不快な臭いがすることがあります。

そこに細菌の感染が合併すると炎症性粉瘤と呼ばれ、疼痛、熱感を引き起こします。
粉瘤の治療は、手術療法しかなく、これまでは紡錘形に切除するのが一般的で、大きく傷痕が残ってしまうことがありました。

当院では、できる限り傷痕が目立たないように治療することを心がけており、可能な限り「くり抜き法」を用いた小切開による治療を行っております。

当院の粉瘤治療(くり抜き法)のポイント

すべて保険適応となります。

粉瘤治療は診察、術前検査、手術、術後診察すべて保険適応になります。

傷痕が小さい(3-5mmの傷)

3-5mmのデルマパンチという皮膚に穴を開ける器具を用いて手術を行いますので、傷は最小限になります。

痛みが少ない

くり抜き法の場合、傷痕が小さくて済みますので、結果的に術中・術後の痛みが少なくなります。

手術時間が短い

くり抜き法の場合は、通常の手術よりも早く終わります。5分~10分程度が目安です。

感染・炎症を起こしている粉瘤でも治療可能

感染性粉瘤はくり抜き法の良い適応となります。即日の手術が可能です。

手術日

予約枠
10:00〜12:30
15:00〜16:30

※手術は原則、後日で予約制となります。
※短時間の手術の場合は、通常の診察時間内に可能な場合もあります。

手術の流れ

1.診察

医師による診察を受けていただきます。

2.診断・治療法の決定

腫瘍の場合、視診やダーモスコピーを用いた検査で良性・悪性の診断を行います。悪性が疑われる場合は、腫瘍の一部を切除して病理組織検査をする「皮膚生検」を行うことがあります。
最適な手術方法について提案させていただき、手術方法が決定した後、手術日を予約していただきます。

※緊急性がある病変の切開・排膿などの手術は同日中に行っております。

3.術前検査

手術を受ける前に一般的な術前採血検査を受けていただきます。

4.手術

当日は、予約時間の5分前までに来院ください。食事は制限ありません。
手術中は、リラックスしていただくための音楽もご用意しています。

5.術後ケア

術後処置について、スタッフが処置方法を指導いたします。
日常生活について ※下記は基本的に手術当日は禁止です。

シャワー 翌日から患部塗らしてOK
飲酒 1~2日後からOK
適度な運動 経過、抜糸後OK(医師と要相談)
入浴・温泉・プール 経過、抜糸後OK(医師と要相談)
6.術後診察・抜糸

術後約1~2週間程度で抜糸を行います。傷を縫わなかった場合も約1~2週間後に創部の状態を確認させていただきます。

7.病理結果説明

摘出した腫瘍の病理結果を説明いたします。
術後約3週間程度で、結果が出ます。

料金表

保険が3割負担の方
非露出部
(ひざ上、ひじ上、体幹の部分)
径3cm未満 3,840円
径3~6cm未満 9,960円
径6cm以上 12,480円
露出部
(ひざ下、ひじ下、首から上の部分)
径2cm未満 4,980円
径2~4cm未満 11,010円
径4cm以上 13,080円

手術料金以外に、診察料・検査料などの料金がかかります。

保険が1割負担の方
非露出部
(ひざ上、ひじ上、体幹の部分)
径3cm未満 1,280円
径3~6cm未満 3,230円
径6cm以上 4,160円
露出部
(ひざ下、ひじ下、首から上の部分)
径2cm未満 1,660円
径2~4cm未満 3,670円
径4cm以上 4,360円

手術料金以外に、診察料・検査料などの料金がかかります。

再診療 約80円
処方箋料 約80円
病理検査 約860円
薬剤料
(手術で使用した麻酔薬・軟膏など)
約500円

3.よくある質問

Q.受診後、できものはすぐ取ってもらえる?

A.手術は原則、後日予約制で行っております。緊急性のある感染性粉瘤などの場合は、即日手術を行うことがあります。

Q.手術の後、どれくらいの頻度で通院が必要?

A.術後、1~2週間後の抜糸まで通院の必要はありません。抜糸後は病理結果説明に再度来院していただきます。

Q.手術は痛い?

A.局所麻酔で行うため、手術中の痛みはありません。 局所麻酔を注入する際に少し痛みを伴います。
当院では、クーリングしてから施行したり、細い針を用いて注入することにより、可能な限り痛みのない手術を心がけています。 ご希望の方は術前に麻酔テープを使用することも可能です。

Q.再発することはある?

A.可能性はゼロではありません。 当院ではできる限り良性腫瘍の場合は、傷痕の小さい手術を目標として手術をさせていただいております。傷が小さければ本来再発のリスクは残念ながら上がると考えられますが、診察時にどの深さまで腫瘍が浸潤しているか注意深く診察し、手術方法を決定し摘出するため、再発のリスクは上がっておりません。万が一再発した場合は早めの受診をお願いしております。

Q.手術の跡は残る?

A.傷跡が残らない手術は残念ながらありませんが、当院では最小の傷痕で腫瘍が摘出できるよう心がけております。

当院での工夫・ご提案

ケロイド体質の方;早い段階でリザベン内服、シリコンジェル塗布等の指導を行なっております。炎症後色素沈着を予防したい方;ビタミンC内服、トラネキサム酸内服等もしております。また術後のテーピング固定を指導しております。

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