笑気麻酔
笑気麻酔とは
笑気麻酔(しょうきますい)は、鎮静、睡眠、鎮痛作用を持つ笑気という期待を鼻から吸入することで、リラックスした状態になり、痛みを感じにくくなる吸入麻酔薬の一種です。よくある「麻酔が痛い」というイメージとは違い、不安感や恐怖心といった治療時のストレスを和らげることができます。
痛みに弱い方、治療中に緊張してしまう方、不安が強い方など、恐怖心や不安感の為に気分が悪くなったり、血圧が上昇したりすることもあり、治療に支障をきたしてしまうことが予想される場合は、笑気麻酔をおすすめしています。
こんな方におすすめ
☑ 治療の痛みが苦手な方
☑ 治療に対して不安感や恐怖感がある方
☑ 緊張されやすい方
☑ 治療のストレスを和らげたい方
☑ リラックスして治療に臨まれたい方
笑気麻酔の特徴
1. 睡眠・リラックス・鎮痛作用
笑気は吸入麻酔薬の一種で鎮静・睡眠作用があります。
2. 吸入中止後、数分で帰宅可能
吸入すると鎮静効果の発現と消失が、極めて速やかでそのため吸入中止後、数分で帰宅可能です。
3. 呼吸器や循環器、肝臓にほとんど影響を与えません
多くの薬剤は肝臓で分解され、薬理作用の注意が必要ですが、笑気は体内でほとんど分解されません。また肺や心臓に障害を持つ患者様にも安全に使用できます。
笑気麻酔を吸った時の特徴
笑気麻酔によって不安や緊張がなくなり、軽く酔っているようなリラックス状態になります。効きやすさには個人差があり、感じ方も患者さんによって様々ですが、身体がぽかぽか温かくなったり、フワフワしたり、気持ちよく酔ったような感じになります。
笑気麻酔のメリット
- 治療に対する不安感や恐怖感を和らげます・身体がリラックスするため、嘔吐反射(反射的に吐いてしまうこと)を和らげます
- 痛みが感じにくい状態になります・笑気麻酔が効いている間も意識はありますので心配はいりません
- 吸入を止めると数分で笑気の作用がなくなりますので、歩いて帰宅できます
全身麻酔との違い
全身麻酔は完全に意識がなくなりますが、笑気麻酔は意識を保ったままリラックス状態になります。患者さんは医師の呼びかけに答えることも出来ますので、患者さんの反応をみながら治療を行うことが出来ます。
笑気麻酔の流れ
① 笑気麻酔の説明
笑気麻酔を行う前に、笑気についての説明をします。笑気麻酔を望まない場合は使用しませんのでご安心ください。
② 鼻から笑気を吸入
通常の麻酔のような注射ではなく、笑気を鼻から吸引し、そのままの状態で数分待ちます。
③ 数分で鎮静状態になります
笑気麻酔は吸入すると数分で効果がでてきます。気分がよくなったり、手足がジンジンしたり、体がポカポカしてきたら鎮静状態です。
④ 治療開始
笑気を吸入しながら治療を開始します。場合によって痛みがあるようなら局所麻酔も行います。
⑤ 治療完了、笑気吸入を中止します
治療が完了したら、笑気吸入を中止します。10分ほど様子を見て異常がなければ帰宅しても大丈夫です。
笑気麻酔が向いていない方
- 妊娠、授乳中の女性
- 鼻づまりやアレルギー性鼻炎などで鼻呼吸ができない人
- 中耳炎などの中耳疾患がある人
- ぜんそくや気胸などの呼吸器疾患がある人
- パニック障害や過換気症候群の経験がある人
- 肺や腸に閉塞性疾患のある人
- てんかんの既往がある人
料金表
メニュー | プラン | 料金 |
---|---|---|
笑気麻酔 | 初回30分 | 1,100円 |
30分 | 2,200円 |
よくある質問
FREQUENTLY ASKED QUESTIONS
全身麻酔との違いは?
笑気麻酔は眠らせることなくリラックスさせる麻酔です。笑気を吸入中でも呼びかけに答えることが可能です。反応を見ながら治療が行えるので、患者さんにとっても医師にとっても安心できる方法です。
どんな気分になりますか?
患者様によって様々ですが、基本的には気分がよくなる、気分になるといったリラックス状態や、手足がジンジンしてくる、体がポカポカしてくるなどの効果を感じます。