ハイドロキノン・トレチノイン・美白剤
ハイドロキノンについて
メラニンの生成、伝達を抑制する作用を有しており、さらにメラニン色素を作るメラノサイトに対して細胞毒性があります。要は、シミの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤です。トレチノイン及びハイドロキノンの組み合わせで日光性黒子、雀卵斑、炎症後色素沈着(ニキビ痕、やけどの痕、湿疹の痕)、肝斑、乳輪の黒ずみ、肌のくすみ、毛孔性苔癬など皮膚の浅い部位が主体のシミの治療を行います。Qスイッチルビーレーザーによるレーザー治療の併用が効果が高い場合もございます。トレチノイン・ハイドロキノン療法のみですと、皮膚の深い部位のシミはとれません。深いシミに関しては当院ではQスイッチルビーレーザーによる治療をおすすめしております。深いシミ・アザ(太田母斑、遅発性両側性太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性刺青、扁平母斑)はQスイッチレーザーですと保険で治療することもできますのでお気軽にご相談ください。
トレチノインについて
トレチノインは、最もよく使用されているレチノイド(ビタミンA類似物質)の一つです。米国で、もともとシワ・ニキビの治療医薬品として、FDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されている実績があります。
トレチノインの作用・効果
- 表皮のターンオーバーを早くし角質をはがす(ピーリング作用)。
- 表皮の細胞を増殖、分化の調節(肌の再生亢進)。
- 皮脂分泌の抑制(ニキビ改善)
- 真皮コラーゲン形成の促進・維持(肌のハリ、小ジワの改善)
- メラニンの減少(シミの改善)
料金表
メニュー | 濃度 | 料金 |
---|---|---|
トレチノイン 5g | 0.025% | 1,430円 |
0.05% | 1,650円 | |
0.1% | 2,200円 |
よくある質問
FREQUENTLY ASKED QUESTIONS
治療経過は?
使い始めて数日~2週間くらいでカサカサや赤みが生じますが徐々に軽くなっていきます。治療部位の皮膚が赤くなり、ぽろぽろ皮がむけていき、一旦シミが濃くなるように見える時期がありますが、その後徐々に薄くなっていきます。
はじめの2週間は一番つらい時期ですが、その後お肌が薬に慣れてきて赤みやしみる感じもなくなっていきます。
妊娠中や授乳中でも使用できる?
妊娠中や授乳中の方は、使用できません。
治療中、化粧はできる?
問題ありません。日中は日焼け止めを使用してください。
高濃度ビタミンCローションについて
ビタミンCローションは高濃度アルコルビン酸の有するアンチエイジング(老化予防)の作用で注目されています。当院では、肌をしっとり整えるヒアルロン酸高配合した化粧水になっています。ニキビや脂性肌で積極的洗顔後のケアや、ケミカルピーリング後のなめらかな肌を保つためにもお勧めです。また、トレチノインやハイドロキノンとの併用により、美白効果もアップします。
高濃度ビタミンCローションの作用・効果
- 皮脂分泌調節(ニキビの予防・改善)
- メラニン生成抑制(シミの予防・改善)
- 活性酸素の抑制(抗加齢効果)
- コラーゲン生成促進(毛穴・小ジワの改善)
よくある質問
FREQUENTLY ASKED QUESTIONS
使用の仕方は?
当院でのおすすめの使用方法をご説明します。
- 洗顔後、高濃度ビタミンCローションを顔全体に塗布します。
- 刺激の少ない化粧水・乳液を重ねて使用します。
- トレチノインを薄く、シミの部分のみにつけます。1~2分乾かします。
- ハイドロキノンをシミより少し広めの部分につけます。
- ハイドロキノンを塗った部分以外の範囲に、保湿クリームをつけます。
ルミキシルについて
ルミキシルは、スタンフォード大学のBrasil Hantash博士により開発された、全く新しいタイプのスキンブライトニングクリームです。ハイドロキノンの17倍の効果があると臨床で実証されており、肌のメラニン生成(シミ・くすみ等の原因)に関わるチロシナーゼの働きを防ぎ、美白効果、肌の透明感、肌の輝き(ブライトニング)のアップの効果が期待できます。
シミを薄くする薬剤で最も一般的なハイドロキノンも安価で優れた薬なのですが、細胞毒性があることで、その刺激性が問題になります。刺激により皮膚に炎症を引き起こし、結果として炎症後色素沈着となるリスク、また肝斑は刺激で濃くなることもしられています。その点、ルミキシルは刺激がほとんどなく、肝斑の方も使いやすいと考えられます。
ルミキシルの特徴
美白合成ペプチドクリーム
30ml
13,200円
- メラニンの生成に関与するチロシナーゼ阻害効果がハイドロキノンの17倍
- すべての肌質の方に、安全で、刺激がない(非刺激性・非毒性)
- 保湿効果
- 他の化粧品と併用可能
ヘリオケア 飲む日焼け止めについて
経口日焼け止め
1箱30カプセル
4,950円
「飲む」日焼け止めです。世界中の皮膚科学科でその有効性が認められています。当院ではヘリオケアウルトラDを扱っております。ハーバード大学の光防御研究の第一人者が開発し、米国特許市販製品の中で最も安全な経口剤と言われています。現在各種飲む日焼け止めがでておりますが、ウルトラDが最も効果が高いとされております。
よくある質問
FREQUENTLY ASKED QUESTIONS
内服方法は?
紫外線を浴びる30分前に1カプセルを服用してください。また長時間日を浴びる場合は4時間後に1カプセルを追加で服用してください。
どのくらい効果もつの?
内服してから30分後に効果がでてきて4~6時間ほど効果が発揮されます。
内服していれば外用の日焼け止めは必要ない?
最も効果がある飲む日焼け止めと言われていても、やはり塗る日焼け止めの効果にはかないません。あくまで外用の補助的な役割として内服をおすすめします。
副作用は?
シダ植物由来で安全性が非常に高い内服薬です。