メニュー

ニキビ・ニキビ跡の原因と治療について

[2023.06.20]

繰り返しできるニキビや市販薬を使用しても改善しないニキビのお悩みはありませんか?
ニキビをそのまま放置してしまうと、将来的にニキビ跡として残ってしまうかもしれません。当院では、主に塗り薬と飲み薬でニキビ治療をしています。
 
ここではニキビ・ニキビ跡の原因や症状、治療方法、スキンケアなどについて紹介していきます。

ニキビとは

ニキビは、医学用語で尋常性ざ瘡(acne)、またはざ瘡とよばれます。10代~大人まで男女問わず誰もが1度は経験する皮膚疾患の1つです。
ニキビは、重症化すると跡になってのこってしまう確率が高くなるため、早めに治すことがニキビ跡のない肌を保つポイントとなります。早くニキビを治すためにも、ニキビができる原因を知ることが大切です。

ニキビの原因・メカニズム

ニキビができる主な原因は、「角質肥厚による毛穴のふさがり」「皮脂の過剰分泌」「毛穴内でのアクネ菌(=ニキビ菌)の増殖」の3つです。これらは様々な要因が複雑に絡み合って起こります。

ニキビの悪化因子

ニキビは、さまざまな要因で引き起こされます。食事、運動、休養といった生活習慣のほか、ストレス、間違ったスキンケア、紫外線から受けるダメージ、便秘など日々の何気ない生活の中にもニキビができやすくなる要因はたくさんあります。

また、ニキビの直接的な原因となる毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌は、ホルモンの分泌とも密接に関係していますので、ホルモンバランスの乱れを引き起こす生活習慣をしていないか見直してみることも大切です。

悪化因子

食べ物・生活習慣・ストレス・間違ったスキンケア・紫外線・ホルモンバランス・便秘

ニキビができる悪化因子① 食べ物

脂質の多いジャンクフードや砂糖が多く含まれる甘いもの、アルコールの過剰摂取は皮脂の分泌を増やします。
また、辛い刺激物はデリケートな肌にとって刺激になり、ニキビの炎症を悪化させる可能性があります。

また食事の時間も大切です。寝る直前にお腹いっぱい食べると、眠っている間にも内臓が働き続けて睡眠の質が落ち、肌の再生力に悪影響を及ぼします。

普段の食生活を見直してバランスの良い食事を意識し、甘いものやお酒などの嗜好品はほどほどに楽しむように心がけましょう。

ニキビができる悪化因子② 生活習慣

睡眠不足や運動不足、慢性的な体の冷え、疲労のたまりといった生活習慣も、ニキビができやすい体質につながります。とくに気を付けたいのが、睡眠不足と運動不足です。

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌の再生と生まれ変わりであるターンオーバーを促す働きがあります。

睡眠不足によって肌のターンオーバーがうまく行われないと、古い角質が残って毛穴がつまりやすくなってしまうのです。
特に睡眠のゴールデンタイムは入眠後約3時間と言われており、この時間帯に多くの成長ホルモンが分泌されることがわかっています。

睡眠の質を良くするためには、下記の5つのポイントをおさえておくことをおすすめします。

  1. 決まった時間での就寝:毎日同じ時間に就寝・起床することで、体内時計が整い、質の良い睡眠が得られます。
  2. 軽めの食事:寝る前の食事は軽めにし、就寝の3時間前までには済ませておきましょう。カフェインや大量のアルコールは睡眠に悪影響を与えるので控えましょう。
  3. 適度な運動:軽いストレッチや体操をすることで、睡眠の質を高める効果があります。激しい運動は避けてください。
  4. ブルーライトカット:ブルーライトは睡眠の質を低下させるため、寝る前のスマートフォンやパソコンの使用は控えるか、フルーライトカット機能を活用しましょう。
  5. 寝る前のリラックス:寝る前に入浴や深呼吸、瞑想などでリラックスし、心身を落ち着かせることが効果的です。脳が興奮するような作業は、寝る直前は控えるようにしましょう。

ニキビができる悪化因子③ ストレス

ストレスを受けると、自律神経が乱れてホルモンバランスが崩れ、ニキビを悪化させる原因となります。また、ストレスによって活性酸素が増えると、免疫力や肌のバリア機能が低下してニキビが治りにくく、コラーゲンなどの美肌成分を攻撃して跡が残りやすくなります。

ニキビができる悪化因子④ 間違ったスキンケア

洗顔によるこすりすぎによる強い摩擦によって角質が厚くなったり、洗浄力の強い洗顔料による肌の乾燥によって皮脂の分泌が過剰になって、ニキビを引き起こしてしまうことがあります。
 
また、化粧品や洗浄成分をしっかり洗い流しておかないとニキビを悪化させてしまうため、クレンジングや髪の生え際のすすぎは丁寧に行いましょう。洗顔後の保湿も重要です。
 
肌質に合った化粧品選びを行なっていきましょう。

肌診断分析について詳しくはこちらから

ニキビができる悪化因子⑤ 紫外線

紫外線がニキビに与える悪影響は大きく3つあります。

①角質が厚くなる

生理現象として、紫外線から皮膚内部を守るために角質が厚くなります。角質が厚くなり、毛穴が詰まり、ニキビができやすくなります。

②活性酸素が大量に発生する

紫外線を浴びると、アクネ菌によって産生されるポルフィリンという物質が大量に活性酸素を発生させます。活性酸素は、皮脂を酸化させて炎症を引き起こすため、炎症性ニキビの原因になります。

③ニキビ跡(色素沈着)になりやすい

ニキビができている肌に紫外線が当たると、メラニン色素が増え、色素沈着を伴ったニキビ跡になってしまいます。
 
紫外線対策として、日焼け止めを使うほか、ビタミンCやビタミンB群を摂取して体の内側からも紫外線ケアを行いましょう。

ニキビができる悪化因子⑥ ホルモンバランス

ニキビができる原因の一つとして挙げられるのが、男性ホルモンです。
男性ホルモンは皮脂の分泌を増加させる働きがあるため、男性ホルモンの分泌が増えるとニキビができやすくなります。

また、女性ホルモンの一種である「プロゲステロン」もニキビの原因となります。
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類ありますが、「プロゲステロン」は皮脂を増加させる働きがあります。

女性は、排卵後から次の生理までの期間に、エストロゲンよりプロゲステロンが活発になりやすいため、ニキビできやすくなってしまうのです。

ニキビができる悪化因子⑦ 便秘

便が腸内に長時間滞在すると、腸内環境が悪化して悪玉菌が増えます。増えた悪玉菌は有害物質を発生させて、腸の毛細血管から全身に流れていきます。有害物質は肌の表面を刺激しながらターンオーバーにも影響を及ぼし、ニキビやくすみなどの肌トラブルを引き起こしてしまうのです。

便秘が慢性化すると有害物質によって全身の代謝が悪くなっていき、むくみやたるみの原因にもなります。また、便秘により腸内環境が乱れると、身体の免疫機能低下を引き起こしてしまうこともあります。2日に1回の排便を目標に「食生活を見直す、運動をする、腸内環境を整える」など行っていきましょう。

ニキビの種類

ニキビは、さまざまな要因で引き起こされます。食事、運動、休養といった生活習慣のほか、ストレス、間違ったスキンケア、紫外線から受けるダメージ、便秘など日々の何気ない生活の中にもニキビができやすくなる要因はたくさんあります。

また、ニキビの直接的な原因となる毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌は、ホルモンの分泌とも密接に関係していますので、ホルモンバランスの乱れを引き起こす生活習慣をしていないか見直してみることも大切です。

白ニキビ(閉鎖面皰)

白ニキビは、毛穴に角質や皮脂が詰まり、皮膚が盛り上がった状態です。ニキビの初期段階であり、まだニキビで炎症は起こっていません。この白ニキビが酸化すると、黒く変色した「黒ニキビ」へと変化します。

黒ニキビ(開放面疱)

黒ニキビは、毛穴に古い皮脂や角質が詰まり、黒く酸化した状態で、白ニキビが進行したものです。白ニキビと同様、炎症を起こしたニキビではないので、痛みや熱感などを伴うことはあまりなく、黒ずみと感じる程度のことが多いです。
放っておくと、炎症を起こして赤ニキビの原因となってしまいます。

赤ニキビ(浅在性の炎症性皮疹)

赤ニキビは、白ニキビや黒ニキビで溜まった大量の皮脂に、アクネ桿菌が繁殖し、皮膚に炎症が起こった状態です。

毛穴やその周りが赤く腫れあがり、痛みやかゆみを感じる場合もあります。
赤ニキビの炎症が更に進むと、黄色い膿(うみ)が見える「黄ニキビ」へと変化します。

黄ニキビ(化膿性皮疹、膿疱)

黄ニキビは、赤ニキビの酸化が進んで炎症が悪化し、化膿した状態です。 表面の赤みが増し、膿が中心部に浮き上がって黄色く見えます。熱を帯びて、痛みを伴います。
炎症により、毛穴の周囲の皮膚組織が破壊されてしまうため、炎症が治まった後も瘢痕が残ってしまうことが多いです。

嚢胞・硬結(深在性の炎症性皮疹)

さらに炎症が進行して赤ニキビや黄ニキビが悪化すると、毛穴の壁が破壊され、皮膚の下に嚢胞(膿のふくろ)や硬結(硬いしこり)ができます。内部に血と膿が溜まって赤紫色に腫れあがり、紫色に見えることもあります。

瘢痕(ニキビ跡)

ニキビの炎症や化膿が重度な場合は、毛穴周囲の皮膚組織が破壊されます。そのため、炎症が治まった後、肌に凹凸(クレーター)が残ってしまうことがあります。
また、ニキビの炎症の後にメラニン色素が沈着して、赤みやシミが皮膚表面に残る場合もあります。

ニキビのできる場所によって違う原因と対策

ニキビは、できる部位によってその原因の特徴があります。肌のトラブルと体の調子は密接に関係しているため、不調の内容によってニキビができる場所も変わってくるのです。

顔にニキビができる原因としては、皮脂の増加やホルモンの影響、化粧品や日焼け止めなどの負担、寝具の不衛生、無意識に顔を触るクセなどが挙げられます。
対策は、脂質が多く高カロリーな食事を控える、睡眠時間を確保する、化粧品や日焼け止めなどをきちんと落とす、シーツや枕を清潔に保つ、フェイスラインを手で触ることを防ぐなどです。

頭皮

頭皮にニキビができる原因としては、洗い残し、熱すぎるお湯で洗っている、ドライヤーで熱風を頭皮に当ててしまう、紫外線などが挙げられます。
対策は、シャンプーをよく洗い流す、お湯の温度に注意する、ドライヤーを同じ部分に当てすぎないなどです。

背中

背中にニキビができる原因としては、皮脂の増加、洗い残し、摩擦などが挙げられます。背中のニキビは身体の他の部分のニキビに比べ、洋服などで常に覆われていることが多く、見えないところでもあり、ケアが遅れがちです。

対策は、洗い残しや洗い過ぎに注意し、スキンケアで肌の乾燥を防ぐなどです。

ニキビに似ている疾患

粉瘤

粉瘤(ふんりゅう)は皮膚の下に袋状のものができ、老廃物が溜まった腫瘍です。ドーム状に盛り上がったしこりで、皮膚上に黒い点ができることもあります。ニキビと違い、独特なにおいを発し、毛穴以外の場所にもできます。

マラセチア毛包炎

マラセチア毛包炎は、皮膚に常在しているカビ(真菌)であるマラセチアによって発症する皮膚炎です。ニキビのような赤いブツブツがあらわれ、かゆみを伴うこともあります。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、皮脂の多い部位に起きる慢性の皮膚炎で、脂漏性湿疹とも呼ばれます。皮膚の常在菌であるマラセチアに対するアレルギー反応であることがわかっています。症状は、フケとかゆみを伴った皮膚の赤みです。

ヘルペス

ヘルペスは、初感染と再感染、再発(初感染後、体に潜んでいたウイルスが、再活性化して症状が現れる場合をいいます)により、皮膚や粘膜に小水疱やびらんを主体とする病変が生じます。

初感染は、多くの場合無症状ですが、ときに発熱など全身症状を生じることもあります。
再発は、発熱、紫外線、歯科治療などの刺激やストレスなどによる細胞性免疫の低下により出現します。

ウイルス性イボ

医学的にいぼは疣贅(ゆうぜい)と呼び、顔の扁平疣贅はニキビと間違われることがあります。20代~40代の女性にできやすく、触ることでどんどんと広がってしまうのが特徴です。

水イボ

接触によるうつる軟属腫ウイルスによる感染症で、主にプールで感染が広がりやすいです。
経過観察で半年~3年程度で自然治癒する場合もありますが、その間に感染の拡大や二次感染を起こすリスクもあります。

あせも

大量の汗をかいたときに、汗が皮膚の中にたまってしまうことで、白~赤のプツプツやかゆみが生じる皮膚疾患です。

じんま疹

皮膚の肥満細胞から分泌される、さまざまなケミカルメディエーター(ヒスタミンなど)が毛細血管の透過性が亢進し、皮膚に浮腫が起こり、膨疹(蚊に刺されたような発疹)が全身にできる疾患です。
数日~2週間程度で治癒する急性蕁麻疹、1か月以上症状を繰り返す慢性蕁麻疹にわかれます。

酒さ

主に鼻や頬、額、口周囲が赤くなる皮膚疾患です。20~50歳くらいの女性に好発します。最近は男性でも発症も増えてきています。

特徴的な症状として、いわゆる“赤ら顔”と呼ばれる、皮膚の赤みと火照りがあります。敏感肌の方が多く、外的な刺激に過敏に反応して赤くヒリヒリしやすいです。

また、ぶつぶつとした皮膚の赤い盛り上がりがみられることもあり、ニキビと間違われることもありますが、両者は異なるものです。

ニキビの治療法

当院のニキビ治療

当院では、「ニキビ・ニキビ跡を本気で治したいファミリア皮膚科 3つの治療方針」に沿って治療を行っています。

ニキビ・ニキビ跡を本気で治したいファミリア皮膚科 3つの治療方針
  1. 原因を追求し、根本的な改善を目指します
  2. 1人1人の肌質に合った最適な治療を提案します
  3. ニキビ跡までキレイに治すことを最終ゴールとします

塗り薬(外用療法)

ピーリング剤(ベピオゲル、ディフェリンゲルなど)や抗菌薬、高濃ビタミンCローション、AZAクリアから、お肌の状態に合った治療を選択します。

飲み薬(内服療法)

抗菌薬や漢方など、症状に応じて最適な内服薬を選びます。

ニキビの保険診療で改善しにくい方へ

保険診療で良くならない難治性のニキビには、自由診療も含め様々な治療法をご提案します。

当院のニキビの自由診療

アグネス

高周波による根治的治療を行います。

詳細はこちら 

イソトレチノイン内服

海外では重症のニキビに第一選択薬として使われることが多い内服薬です。
ビタミンAのお薬で皮膚の皮脂腺の皮脂の分泌を抑え、細菌を減らして炎症を抑え、毛穴のつまりを開く薬です。
副作用や注意事項がある薬ですので、治療を開始する際には同意書が必要になります。

Vビームプリマ

治療に使用するレーザーは米国キャンデラ社製Vbeam Primaというレーザー機器です(東北初導入)。
Vビームは、肌を守りながら深くまで光が届くレーザーです。赤ニキビやニキビ跡の赤みなどの症状を改善します。

詳細はこちら 

レーザーフェイシャル

当院のレーザーフェイシャルは、低出力のアレキサンドライトレーザーを用いて、顔全体もしくはその他の部位にレーザー照射することにより、お肌の様々な悩みを改善します。ニキビ菌を殺菌し、余分な皮脂腺を分解することで、ニキビに対して優れた効果を発揮します。

詳細はこちら 

フォトフェイシャル

一般的に広い波長域の光を照射して幅広い効果を発揮する治療のことを、総称して「IPL」(Intense Pulsed Light)、フォトフェイシャルと呼びます。

当院で使用するノーリス(Nordlys)は、光治療機の分野で世界をリードする、デンマークのエリプス社が開発した次世代型のフォトフェイシャル(光治療)マシンです。
毛穴の開きやニキビ跡の赤みと凹凸の改善効果が期待できます。

詳細はこちら 

ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルは、水流を利用してピーリングを行う治療で、アメリカFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)の承認を得た安全な医療機器です。「クレンジング、ピーリング・毛穴吸引、保湿、美容液導入、保護」を1台の機器で行うことができる美容トリートメントです。
特許技術を使用して、おうちで取れない毛穴の汚れを除去しながら、保湿成分を含む美容液を肌に浸透させます。

詳細はこちら 

ハイドラシャワー(アクアピール)

ハイドラシャワー(アクアピール)は、専用の美容液を使用したピーリングです。
ペン型の吸引器の先から美容液を少しずつ出し、スパイラル状の水流と吸引で肌の負担を抑えながら、毛穴のクレンジングケアを行います。

詳細はこちら 

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、薬剤を使用して肌表面の古い角質を化学的に取り除くことです。
ケミカルピーリングで、肌の細胞に刺激を与えて新陳代謝を促進させることで、ニキビの改善が期待できます。

詳細はこちら 

エレクトロポレーション

エレクトロポレーションは、短いパルスの電気を流して角質細胞の細胞膜に電気孔を開け、イオン導入の20倍以上の浸透力で有効成分を肌の奥深くまで浸透させます。皮脂の分泌を抑制することでニキビ予防や改善の効果が期待されます。また、毛穴の新陳代謝を調節することで、毛穴の開きを改善します。

詳細はこちら 

イオン導入

イオン導入とは、微弱な電流で有効成分を肌の深部まで届ける治療法です。当院では、ビタミンC、トラネキサム酸、グリシルグリシンのイオン導入を行っており、これらの成分を組み合わせることも可能です。ニキビ予防や改善、毛穴の開きの改善が期待されます。

詳細はこちら 

スキンケア商品

NOV(ノブ)

ノブは臨床皮膚医学に基づく化粧品として1985年に誕生した、敏感肌やにきび肌といった皮膚のトラブルが気になる方のためのスキンケアブランドです。

詳細はこちら 

ケロコートシリコンジェル

肥厚性瘢痕やケロイドの治療・予防ができる皮膚保護シリコンジェル。傷痕やニキビ痕にもご使用いただけます。

詳細はこちら 

ニキビに関するよくある質問 Q&A

Q. 生理前に悪化します。ニキビと生理は関係ありますか?

A. ニキビはホルモン周期で悪化することがわかっています。その機序は、生理前にDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)というホルモンが分泌され、最終的に男性ホルモン(テストステロン)に変換され、皮脂腺を活性化させ、ニキビの悪化を引き起こします。一般的には生理開始10日前から増悪します。この時期に合わせて集中的な治療を行う場合もあります。このタイプのニキビには、抗男性ホルモン剤(スピロノラクトン)、低用量ピルなどの内服療法が有効なことが多いです。また、肌質に合わせてケミカルピーリングやレーザー治療を行うこともあります。

Q. 洗顔について気をつけることはありますか?

A. 洗顔が重要ですが、強く擦りすぎると悪化します。洗顔は洗顔料を泡立てて、やさしく泡で撫でるような感覚で洗うのがおすすめです。 また洗顔料の選び方を間違えてしまうと余計に乾燥肌の乾燥が強くなってしまったり、脂性肌の脂漏が強くなってしまったりすることがありますので、注意が必要です。

Q. 化粧品で注意点はありますか?

A. ニキビができやすい肌質の方には、ノンコメドジェクニックの化粧品をおすすめしております。化粧品の容器やパッケージにノンコメドジェニックテスト済と記載されている化粧品です。試験を何度も行い面疱ができにくい・毛穴がつまりにくいという証明をされている商品になります。 化粧品の中でもファンデーションは毛穴のつまりを起こしやすく、ノンコメドジェニック+パウダー状のものがおすすめです。

まとめ

当院では、ニキビの原因を追求し、1人1人の肌質に合った最適な治療で根本的な改善を目指しております。
ニキビやニキビ跡でお悩みの方は、一度ご相談ください。

監修医師紹介

院長
大橋 威信(おおはし たけのぶ)

医師紹介へ

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME